ネタバレになりますが、人気漫画「東京卍リベンジャーズ」では稀咲鉄太(キサキ)がヒナを殺害し続ける張本人・黒幕です。タケミチが何度もタイムリープしても、ヒナの死亡が繰り返され、執拗に稀咲がヒナ殺害を企てることに加え、あるセリフから「稀咲もタイムリープできるのでは?」という説も浮上したくらいです。
稀咲はタイムリープ能力者なのか?またなぜヒナを殺すのか?を考察しました。
東京リベンジャーズ稀咲(キサキ)はタイムリープできる?
何度タイムリープした?
引用『東京卍リベンジャーズ』183話
東京リベンジャーズでタイムリープしているのはタケミチだけ…ということが、覆されるのでは?といった疑念・疑問が生まれたのが、稀咲(キサキ)のセリフでした。
稀咲がタケミチに、何度タイムリープをしたのか?と尋ねたのです!
お前…まだオレがタイムリーパーだと思ってんのか?
引用:『東京卍リベンジャーズ』184話
そしてタケミチがキサキも自分と同じようにタイムリープできる存在なのでは?と疑っていた際に、当の本人であるキサキから発せられたセリフです。
この一連のやりとりから、タケミチも読者も「稀咲は計画阻止されていることを知っている」と考えが及ぶようになります。
キサキ本人はタイムリープしていない
稀咲本人自身が「タイムリーパーではない」といった旨のセリフを言っているため、タイムリープ能力者ではない・タイムリープしていない、と考えて良いかと思います。
ここで、一応タイムリープ、タイムリーパーの言葉の意味と定義を説明すると
タイムリープ=時間移動
タイムリーパー=時間移動者
と捉えると、
「稀咲本人は時間移動していない」ということです。
ナオトがキサキをタイムリープさせている?
稀咲(キサキ)タイムリープ説について、2つの可能性を挙げておきます。
- ナオトによって稀咲もタイムリープしている説(ナオト黒幕説)
- ナオト同様に稀咲が誰かをタイムリープさせている説
まずはじめに挙げた「ナオト黒幕説」ですが、タイムリーパー=時間移動者を指す言葉と定義すると、稀咲の発言に矛盾が生じてしまう上に、ナオトがなぜ姉のヒナを助けたいのに稀咲をタイムリープさせているのか、辻褄が合わない状態になるため、可能性としては低いと考えられます。
しかし、タケミチがタイムリープするたびに過去および未来が変わっていくため、回数を重ねるたびにナオトの心境や考え方に変化が起こり、「タイムリープ否定」をしていた稀咲ではない稀咲や第三者をタイムリープさせている可能性は捨てきれません。
ナオト同様に誰かをタイムリープさせている?
もうひとつの可能性ですが、稀咲自身はタイムリーパー(時間移動者)ではなく、ナオトと同様に「他の誰かをタイムリープさせる能力がある」というもの。
こちらに関しては想像の域を出る伏線や匂わせるシーン、裏付けになるような該当シーンがあり次第、さらに考察を深めたいところです。
いずれにせよ、稀咲自身は「タイムリープしていない」というのは確定と思われます。
東京リベンジャーズ稀咲がヒナを殺し続ける真の目的は?
タケミチが何度タイムリープしてもヒナが死亡してしまう。
ヒナが稀咲に命を狙われて殺されてしまうということを繰り返していますが、稀咲はなぜヒナを殺すのでしょうか?
ヒナを自分のものにするため
作品内でも語られていますが、稀咲はヒナが好きですが、ヒナはタケミチが好きなので告白しても振られてしまいます。
頭が良すぎて周囲を意のままに動かせる稀咲にとって、ヒナは思い通りにならない存在でもありました。
そのために執拗にこだわり殺す手段に出た…つまり殺すことでヒナを誰のものにもさせない=自分のものにするため?という愛情の歪みめいた理由が動機のようにも思いましたが…
タケミチがタイムリープをしていることを稀咲が知っている、となると、「ヒナを自分のものにするため」がさらに現実味を帯びる動機になります!
本当の目的はタケミチにタイムリープを繰り返させること?
稀咲は類稀なる頭脳で人々を操作し、自分の手は汚さずにトップに立てる人間です。
そのため、タケミチの様子から「タイムリープをしている」という結論に達することができたと考えると…
「自分がヒナを殺害すれば、ヒナが死亡すれば、タケミチがまたタイムリープをしてきて未来を変えていく」
ということも簡単に想像・予測できたのではないでしょうか?
「ヒナに振られてダメになっても、ヒナを殺せばタケミチが過去・未来を変えにやってくる。すると次はヒナと自分が結ばれる過去・未来に変わる可能性だって少なからず出てくるかもしれない」
このように策略していたのかもしれません。
稀咲がヒナを殺す真の目的が「タケミチをタイムリープさせて、ヒナと両思いになれなかった自分自身の過去・未来が変わる可能性に賭けていた」と考えると、ものすごく辻褄が合います。