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きんぎょ注意報|そーだそーだクリームソーダの元ネタ・由来は?誰が流行させた?

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少女マンガ雑誌なかよしで連載されていた『きんぎょ注意報!』。主人公わぴこが「そーだそーだクリームソーダ」と歌っている一コマがありますが、このダジャレみたいなフレーズ・歌詞の元ネタは本作品なのか?元ネタや由来、流行について調べてみました。

 

目次

きんぎょ注意報|そーだそーだクリームソーダについて

わぴこが「そーだそーだくりーむソーダ」と歌っているのは『きんぎょ注意報!』の1巻になります。

遠足に行きたいわぴこたちですが、新田舎ノ中学校の理事長兼生徒会長である千歳に反対されていました。

でもどうしても遠足に行きたい…その時に「そぉだっ!」とわぴこが遠足に行くための名案を思いつきます。

引用:きんぎょ注意報1巻(新装版)

そぉーだ そーだそーだ

くりーむソーダ♪

くりーむソーダを歌いながらわぴこが踊っていました。

 

そーだそーだクリームソーダの元ネタや由来は?誰が流行させた?

結論からお伝えすると

  • 誰がいい出したかは分からない・不明
  • 1950年代(昭和30年代ごろ)には既に元ネタがあった可能性が高い
  • 1980年代(昭和50年代ごろ)には定番化していたと考えられる

元ネタにはなかなかたどり着けなかったので、クリームソーダの原点からできる限り追ってみることにしました。

日本初のクリームソーダ

日本初のクリームソータは、資生堂パーラー銀座本店「サロン・ド・カフェ」が誕生させたと言われています。資生堂パーラーが1902年(明治35年)にソーダ水と当時珍しかったアイスクリームの販売がスタートしたことで生まれたようです。

昭和でメロンソーダにアイスをのせたタイプが定番化

日本での「クリームソーダ」といえばメロンソーダとバニラアイスの組み合わせ。缶やペットボトル飲料の「クリームソーダ味」といえばメロン風味ですよね^^

クリームソーダが日本で定番化&流行したのは

  • 当時の物珍しさ(炭酸水、アイス)
  • 当時はなかった新しい言葉と響き(ソーダ)
  • スペシャル感
  • 見た目のインパクト(緑色の飲み物、レストランの食品サンプル)
  • 美味しさ(炭酸の爽やかさとアイスのまったりとした甘さ、大人も子どもも好きな味)
  • 清涼感(見た目、味、冷たい飲み物&食べ物)

などからといわれています。

インパクトかつ個性的な飲み物の上に、明治~昭和では「特別感」「ぜいたくな感じ」といった点、さらに平成~令和では「懐かしい」「レトロ」といった思い出も加わって、多くの人に愛される飲み物となっています。

 

昭和初期?阪田寛夫「そうだ村の村長さん」が元ネタ?

児童文学作家の阪田寛夫氏がクリームソーダをダジャレにしたような詩を発表しています。

そうだむらの  そんちょうさんが

ソーダのんで  しんだそうだと

みんながいうのは  ウッソーだって

そんちょうさんが  のんだソーダは

クリームソーダの  ソーダだそうだ(以下省略)

こちらの詩が発表されたのは1980年代以降のようなのですが、阪田氏の完全創作ではなく、既に昭和初期には同様のダジャレが存在していたといわれています。

  • 昭和初期に実際の事件を元に替え歌みたいなダジャレが作られた?
  • 昭和30年ごろには既に「そうだ村の村長さん」があり、全国各地で広まっていて地域によって歌詞が若干違う

という、なんとも都市伝説的な話まであります。

「そうだ」と「クリームソーダ」はこの時点で結びついているので、このフレーズのみを抽出して「そうだそうだクリームソーダ」が生まれた可能性は大いにあります。

 

1980年代には既にあったダジャレ?

『きんぎょ注意報!』が連載開始となったのは1989年2月から。

少なくてもこの時点で既に「そーだそーだクリームソーダ」というダジャレは存在していたことになります。

作者である猫部ねこ氏が生み出した可能性もありますが…先述の通り、静岡出身の作者の周辺や作者の子供時代では定番だった可能性の方が高いように思います。

1991年きんぎょ注意報アニメで流行に拍車?定番化?

アニメ版『きんぎょ注意報!』3話「遠足に行きたーい!」でも、原作に忠実に「そーだそーだクリームソーダ」の歌をわぴこが歌っています。

この時に子どもたちの間で流行した可能性もなくはないですが、裏付けがとれません…

ちなみに放送日は1991年1月19日ということも記しておきます。なぜならば…

 

1991年「GO-BANG’S」 CREAMSODA MELONSODA

女性バンドのGO-BANG’Sが1991年3月3日にアルバム「SAMANTHA」を発売しましたが、その収録曲のなかに「CREAMSODA MELONSODA」があります。

歌詞の中に

「そうだ!そうだ!」

クリーム・ソーダ メロン・ソーダ…

という一節があります

  • 「そうだそうだ!」という掛け声を連発
  • その直後にサビ部分で「ソーダ」を羅列

といった流れなので、「そーだそーだクリームソーダ」の歌は実在しているといえます。

先述の『きんぎょ注意報!』のわぴこの曲調とは全く違いますが、奇しくも近い時期だったということは、1980年~1990年では既に定番のフレーズだったようですね!

 

まとめ|そーだそーだクリームソーダは昭和初期にはあった?

昭和初期には既に「そーだクリームソーダ」というフレーズは生まれていて、全国各地に広まった際にゴロ良く「そーだ、そーだ、クリームソーダ」というフレーズとともに誰ともなくメロディが付けられたのでは?と推測されます。

子どもたちも知っているダジャレだったところに、『きんぎょ注意報!』でアニメとして具体的な音程とダンスがついたことで当時インパクト大で印象に残ったのではないでしょうか…

『きんぎょ注意報!』以前の作品等で見かけた等、情報があり次第追記していきます!

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