名探偵コナン烏丸蓮耶は一体誰に化けている？作者が否定した意外なキャラクターとは？

映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、2023年4月14日に公開され、その圧倒的な人気で大ヒットを記録しました。

この作品では、組織に追われる「灰原哀」がクローズアップされ、ストーリーが展開されます。「黒の組織」とその神秘的なリーダー「ボス」についての謎は、多くのファンが興味を持っています。

「ボス」として知られる「烏丸蓮耶」が実際に誰かに扮しているとのうわさもありますが、これについては様々な憶測が飛び交っています。

また、作者によって否定されたキャラクターについてもファンの間で注目されているようです。

今回は、烏丸蓮耶の正体と作者が否定したキャラクターに関する疑問を深掘りしてみます。

 

烏丸蓮耶が化ける可能性のある人物は誰？

「名探偵コナン」の物語で重要な役割を果たす「黒の組織」のボス、烏丸蓮耶。彼が誰に化けているのか、多くのファンが推理しています。現在、烏丸蓮耶が化けているとされる候補には次の6名が挙げられています。

• 光彦
• エドワード・クロウ
• 阿笠栗助
• 黒羽盗一
• 服部平蔵
• 大黒連太郎

これらの人物の中から、烏丸蓮耶が実際に扮している可能性があるキャラクターを探るのは、ファンにとって魅力的な謎解きの一つです。

烏丸蓮耶が光彦に変装している可能性について

「名探偵コナン」の黒の組織ボス、烏丸蓮耶が光彦、正確には「円谷光彦」に変装しているという説が存在します。円谷光彦はコナンの同級生で少年探偵団のメンバーとして知られ、その冷静かつ成熟した判断力が特徴です。

円谷光彦が烏丸蓮耶とされる根拠

• 普通の小学生としては異常に高い知能を持っている。
• 「円谷」という名前を英訳すると「ピカドール」となり、これがお酒の「テキーラ」に通じることから、黒の組織の隠語との関連が指摘されています。
• 「円谷」が鳥取県の円谷村出身であり、その名前が「烏」という文字と関連があること。
• 円谷光彦が大人の運賃を誤って購入する場面があり、これが意図的な行動である可能性。
• 烏丸蓮耶の携帯電話番号「0858」が鳥取県の市外局番であり、「烏」と関連がある上、この番号をプッシュすると「七つの子」のメロディーが流れ、「七つ」が「七歳」を意味し「光彦」と結びつけられる。

これらの点から、光彦が実は烏丸蓮耶であるとする説は、彼がコナンや灰原哀を身近で監視するための完璧なカモフラージュとなっているかもしれません。

烏丸蓮耶がエドワードクロウに変装している可能性

名探偵コナンにおける謎多き黒の組織ボス、烏丸蓮耶がエドワードクロウという人物に変装しているという説があります。エドワードクロウは、漫画の第21巻で初めて登場する容疑者です。

エドワードクロウと黒の組織の繋がり

エドワードクロウの名前に含まれる「クロウ」が英語で「カラス」を意味することから、彼の身元には多くの疑問が投げかけられています。この名前から、彼が黒の組織のメンバーである可能性が指摘されています。

烏丸蓮耶のもう一つの顔、阿笠栗介とは

名探偵コナンの世界で、科学者「阿笠博士」の叔父として知られる「阿笠栗介」が、実は黒の組織の黒幕、烏丸蓮耶であるという説が存在します。阿笠栗介は若いころから健康が優れず、清浄な山間の別荘で療養生活を送っていた人物です。

阿笠栗介と烏丸蓮耶の共通点

• 阿笠栗介はかつての大富豪であり、その財産を隠したまま50年前に亡くなったとされています。
• 一方で、烏丸蓮耶もまた過去に亡くなったとされる大富豪であり、その死後も何らかの形で生き延びていると考えられています。
• 阿笠栗介の存在が、彼が実際には生きており、その正体が烏丸蓮耶であることを示唆している可能性があります。

阿笠家と黒の組織の関係

阿笠栗介の妹、阿笠定子は「アーント・アガサ」とも呼ばれ、この名前はカクテル名にも使われています。このことから、阿笠家が何らかの形で黒の組織と関連しているという疑念が生じています。特に、阿笠栗介が黒の組織の一員であるという見方が強まっています。

烏丸蓮耶が黒羽盗一に変装しているかもしれない新たな推理

名探偵コナンの物語の中で、烏丸蓮耶という黒の組織のボスが、神出鬼没で知られる「怪盗キッド」の父、黒羽盗一に変装しているという説が浮上しています。黒羽盗一はその変装技術で有名であり、多くのファンが彼の正体について様々な憶測をしています。

黒羽盗一と烏丸蓮耶の繋がり

• 黒の組織の重要人物であるベルモットが、過去に黒羽盗一のもとで修行をしていたとされています。
• 彼はまた、有名な推理小説家である工藤優作のライバルとしても知られており、その人物像から多くの推理が交差します。
• さらに、黒羽盗一は現在行方不明となっており、その謎が深まる一方です。

これらの点から、黒羽盗一が実は烏丸蓮耶である可能性が指摘されており、その背後にはより大きなストーリーが隠されているのではないかと考えられています。

烏丸蓮耶が服部平蔵に変装しているとの説

名探偵コナンシリーズにおける黒の組織のボス、烏丸蓮耶が大阪府警本部長である服部平蔵に化けているという話があります。服部平蔵はその卓越した観察力と推理力で知られ、名探偵である工藤優作に匹敵する能力を持つと評されています。

服部平蔵の正体についての疑惑

• 服部平蔵の息子、服部平次がコナンの周囲で発生する事件に深く関与しているにも関わらず、黒の組織からは特に疑われていない点が疑念を呼んでいます。
• 特に、服部平次が仮装パーティで工藤新一に似せた変装をして登場し、その姿を黒の組織メンバーであるウォッカに見せたにもかかわらず、その後も彼が狙われることがないのは不自然です。
• ウォッカがその事実をジンに報告する際に見せた動揺も、「服部平次が実は烏丸蓮耶の息子である可能性がある」という状況に対する戸惑いからだと推測されます。

これらの事象が、服部平蔵が実は烏丸蓮耶であるという説を強く後押ししています。

烏丸蓮耶が大黒連太郎に変装している疑惑

「名探偵コナン」における黒の組織のボス、烏丸蓮耶が大黒連太郎という人物に化けているという説が存在します。大黒連太郎は作中で名前だけが登場し、具体的な出演シーンはありませんが、彼の名前は漫画の第28巻やアニメのエピソード222から224で言及されています。

大黒連太郎と烏丸蓮耶の関連性

• 大黒連太郎の名前は、「美國島」の儒良祭りの名簿に登場し、その中には以前黒の組織の一員であった宮野志保やジン、ウォッカの名前も含まれています。
• 名簿を見た服部平次が、かつて日本を動かした重要人物が名簿に名を連ねていたことを発見し、長寿を願っていたのではないかとコメントしています。
• 大黒連太郎の名前を分解すると「烏丸蓮耶」と類似しており、読者の間で彼が烏丸蓮耶である可能性が議論されています。

これらの事実から、大黒連太郎が烏丸蓮耶の変装である可能性が指摘されており、その背後に隠された物語がさらに掘り下げられています。

青山剛昌先生による「烏丸蓮耶」ではないキャラクターの明言

「名探偵コナン」の作者である青山剛昌先生は、さまざまなインタビューや年賀状を通じて物語の詳細について語ることがあります。特に、黒の組織のボス「烏丸蓮耶」ではないと明確に否定したキャラクターがいます。

烏丸蓮耶ではないとされるキャラクターリスト

• 江戸川コナン
• 阿笠博士
• 毛利蘭
• 鈴木園子
• 工藤優作
• 妃英理
• 高木刑事
• 佐藤刑事
• 千葉刑事
• 宮本由美
• 三池苗子
• 山村ミサオ
• 灰原哀
• ジョディ・スターリング
• アンドレ・キャメル
• ジェイムズ・ブラック
• 黒羽盗一
• ジン
• ウォッカ
• ベルモット

なぜ「烏丸蓮耶がボスではない」という声があるのか

青山剛昌先生は、「烏丸蓮耶」が黒の組織のボスであり「あの方」と呼ばれる人物だと述べていますが、依然として「烏丸蓮耶がボスではない」という意見が存在します。これは、物語内で黒幕が烏丸蓮耶に限らず、他の登場人物である可能性が示唆されているためです。先生は「黒幕は今までの登場人物の中にいる」とのみ言及し、烏丸蓮耶が誰かに化けている可能性についても触れています。

烏丸蓮耶のアニメでの初登場と重要エピソード

名探偵コナンにおいて、黒の組織のボスである烏丸蓮耶がアニメで最初に登場したのは第219話「集められた名探偵」で、既に故人として言及されます。さらに、彼が黒の組織のボスと明確に示されたのは第941話から942話の「マリアちゃんをさがせ！」で、この中で「羽田浩司殺人事件」のダイイングメッセージ「UMASCARA」が解明され、「CARASUMA」と並べ替えられ、烏丸蓮耶の存在が明らかになります。

烏丸蓮耶の漫画での登場情報

漫画「名探偵コナン」では、烏丸蓮耶は30巻のFile300「惨劇」で初めて登場し、95巻のFile5「ホラ♡」で彼が黒の組織のボスであることが判明しました。