きんぎょ注意報|あおい&わぴこ&秀ちゃんの関係は?葵にチョコをあげる理由も

少女漫画雑誌『なかよし』で連載されいていた人気漫画『きんぎょ注意報!』。当時の少女漫画としては珍しく、主人公わぴこは結局誰とも恋愛関係にならずに連載終了となりました。
そんな主人公わぴこですが、特に仲の良かった葵(あおいちゃん)、北田秀一(秀ちゃん)とは全く恋愛関係がなかったのか、人間関係についてまとめました。
目次(記事の内容)
きんぎょ注意報|あおい&わぴこ&秀ちゃんの関係は?
結論から言えば、単なる仲の良い気心知れたクラスメートで、恋愛関係・彼氏彼女の関係ではなく「仲間」といった関係です。
とはいえ、原作漫画で描かれている様子、ポジションで気になる点もあるので個人的に考察をまとめてみました。
葵ちゃん&わぴこのツーショットが描かれることが多い
葵ちゃんとわぴこのツーショットや2人が会話をしている場面は、わぴこ&秀ちゃんよりも多く描かれています。
中でも印象的なのが、『きんぎょ注意報!』新装版1巻3話の表紙。
雨降りの中、捨て猫を拾い雨に濡れてくしゃみをしているわぴこに、そっと寄り添い傘をさす葵ちゃんが描かれています。
かわいらしくも女子ならときめくこの一枚絵はかなり印象的です!
なぜならこうしたシチュエーションの表紙・場面はわぴこと秀ちゃんの間ではとても少ないからです。
葵ちゃん&わぴこは勉強嫌いなところや実働部隊的にアクティブな面など気が合う部分が多いです。
学校行事で遠足に行く・行かない問題で悩む時も一緒に悩んだり、缶蹴りの缶はどちらが蹴るのかをじゃんけんで2人で申し合わせたり、一緒にお菓子を買いに行ったり、葵ちゃんの誘導でわぴこが行動したり…と、あおい&わぴこのツーショット・組み合わせ場面が多いですね!
秀ちゃんはわぴこ&あおいちゃんの保護者役?
一方で、秀ちゃんはわぴこたちの保護者的な立場だったりします。
遠足に行く行かない問題では静観しつつわぴこたちの策略を自由にさせていたり、缶蹴りの際にはわぴこが「そろそろ決着をつけよう」的に思っている同時刻ごろ、「そろそろ決着がつく頃…」と見計らって図書室から退室する秀ちゃん。
常に行動を共にしていないものの、わぴこたちの行動を把握しまくっています。
そういった意味では良き理解者、良き見守り役、良きツッコミ役、良き保護者役、といったポジションにいるのが秀ちゃんです。
実は少ないあおいちゃん&秀ちゃんのツーショット
そして意外なことに、葵ちゃん&秀ちゃんのツーショット場面も少ないです。
さすがに隣の席で仲が良いとはいえ、そこは男子なので四六時中一緒というわけでもなく、お互いに単独・独立行動を起こしている感じですね。
秀ちゃんに関しては生徒会役員ということもあって、何気に千歳とのツーショットが多いです。
また葵ちゃんも不良らしく(?)遅刻や授業のボイコット(大安売りやバーゲンに行くため)と単独・自由行動が多いから、というのが2人のツーショットの少なさとして理由があります。
きんぎょ注意報|わぴこが葵ちゃんを選んだ理由
わぴこ自身の色恋沙汰といえば、都会ノ学園たかぴーの片思い程度。わぴこ本人は恋愛関係も彼氏・彼女の関係には全く興味がなさそうですが、唯一「えっ?」とさせられたのが「バレンタインデーのチョコを渡す相手を葵ちゃんにしようかな」と発言したことくらいです。
わぴこがなぜバレンタインデー本命チョコを葵ちゃんにあげようとしたのか…わぴこが葵ちゃんを選んだ理由と経緯をまとめました。
バレンタインデー騒動でチョコをあおいちゃんにあげる宣言
『きんぎょ注意報』新装版7巻での「この世にチョコがあるかぎり」の話の中で、千歳のバレンタイン禁止令がきっかけで「女子は本命チョコなら1個だけ1人にあげることができる」「男子は1人1個だけチョコを受け取ることができる」というルールになりました。
女子たちが悩むなか、わぴこもどうしようか悩みます。そんな時にクラスメートから「わぴこちゃんだったら葵ちゃんか秀ちゃんじゃないの?」と言われてしまい、千歳&ウシ美はその発言をした女子を言及するという一幕になるのですが…その傍らでぎょぴちゃんがガッカリしていることにわぴこが気づきます。
その日の放課後、わぴこは千歳に誰にチョコをあげるのかを聞いた時に、本音(葵ちゃんにあげたい)を隠すために「ぎょぴちゃんにでもあげとこーかしら」と千歳は答えてしまいます。それを聞いたわぴこは
「じゃーわぴこ、葵ちゃんにあげよーかなっ」
と答えました。
わぴこが葵を選んだ理由は「チョコの好き嫌い」と「みんな貰える・食べれる」ため
わぴこが唐突にバレンタインデーチョコを「あおいちゃんにしようかな」と選んだのには理由があります。
バレンタイン騒動で、なぜわぴこが葵ちゃんを選んだのか?の理由が薄れていますが…
ウシ美と海野民子はお互いに大好きな秀ちゃんにチョコをあげるために、2人は一緒にチョコケーキ作りをすることにしたのですが、その様子を見て、わぴこが指摘します。
「秀ちゃんねチョコ食べらんないんだよ」
「あまいものすっごいぃ苦手なの」
そして、わぴこが発言するコマに小さく書かれているのが
わぴこ去年おせんべあげたの
だから今年はパス
なので、わぴこの中では早々と「今年は秀ちゃんにはチョコをあげられない」ことは決定事項でした。
そしてどうしようかと悩んでいる時にぎょぴちゃんがチョコを欲しそうにしていることに気づきます。
ぎょぴちゃんの飼い主はちーちゃんということもあり、ちーちゃんにチョコのことを聞くと「ぎょぴちゃんにあげる」。
そうなるとぎょぴちゃんはチョコを貰えるから大丈夫…となると、残るは
「葵ちゃんにあげようかな」となっていたのです。
わぴこの中では「好きな仲間たちがチョコを貰えて幸せな状態」になると判断したのです。
- 秀ちゃん=チョコいらない人
- ぎょぴちゃん=チョコ欲しい(ちーちゃんからチョコ貰えるから大丈夫)
- 葵ちゃん=自分がチョコをあげれば大丈夫
まとめ|わぴこは仲間思いキャラ
秀ちゃんのチョコレート騒動のせいで、唐突にわぴこが「葵ちゃん」を選んだように見えていますが、実際にはわぴこの行動には「裏付け・伏線」がありました^^