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本好きの下剋上|マインが嫌い?ひどい理由はわがまま性格と上から目線に変わるから?

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アニメ化もされた人気ライトノベル『本好きの下剋上』。本が大好きな主人公マインが下剋上で成長していくストーリーなのですが、マインが嫌いという読者・作品ファンも一部いたりします。

主人公マイン(ローゼマイン)が嫌いな理由・ひどい部分や性格についてまとめました。

本好きの下剋上|マインが嫌い?ひどい理由は?

わがままで自己中心的で嫌い

マインのわがままは「本」が絡むと発動します。本に執着しているため、周りが見えなくなり突っ走ってしまう自己中心的な性格が「この主人公嫌い!」となる要因にもなっています。

本が手に入るなら、本のためなら…という好きなものに対する気持ちは分かるのですが、本のためという欲望のためにわがまま・自己中心的な考えを起こすのが馬鹿すぎると思ってしまう読者もいます。

マインの「本好き」が物語を動かす起点・原動力の一つにもなっているため、「本に対するワガママ」は特にシリーズ序盤は連発して発動します。

このワガママが許せないレベルだとイライラしてしまい、シリーズ序盤で読むのを挫折してしまう人もいるかもしれません。

家族のこと・家計を思いやれないから嫌い

マインの家庭ははっきりいえば貧乏です。そんな中、病弱なマインを支えていきながら家族を養っていこうと必死に生きています。

経済状態が楽でないのは中身がある程度大人(女子大生)であるマインは分かるはずなのですが…

ですが、マインは自分の欲求「本が欲しい!」という願望のせいで、マインのことを親身に思い世話をしている家族を邪険に扱うような面があり、さらい利用しようとしている節も見られたりします。家族の手伝いをしないと言い切ったり、しても物凄く嫌々だったりする面がまさに、です。

家族に対する配慮や感謝の気持ちを持っていないようにも受け取れてしまいます。

さらにマインの家族は家族として大事にしている故に、マインを盲目的に可愛っているので「家族が不憫すぎる」という声も一方であります。

人間的な魅力がなくてひどい

マインは、転生直後、本のことばかり妄執していて前世の家族や友人を懐かしむという感情表現があまりない点も「人への情がなさすぎてひどい」と思わせてしまう主人公です。

さらに前世の家族だけではなく、今の家族に対しても自身の病気の看病に対する感謝・表現が希薄(作品内で描写されていない)のため、人としてどうなの?と首をかしげたくなったり人間性を疑いたくなる部分があります。

人に対しての情がない分、人間的な美点がない、人間的な魅力が欠けている部分がひどいと思う読者もいます。

 

迷惑のかけ方がひどいから嫌い

主人公マインが転生した体(元のマイン)は、科学や技術が発達していない世界で暮らす、謎の病で外に出れず、何もできない幼い子供でした。

そこに、現代の日本の生活・環境が当たり前と思っているインドア派&引きこもり系女子大生が中身として入ってしまったので、特に不衛生な環境や未発達な技術に物申して抵抗してしまう気持ちもわかります。

とはいえ、実際には転生した世界で一人では生きられない子供なので、偉そうに理論を振りかざしたり講釈を垂れるのは「何かが違うぞ」と違和感を覚える人も。

そして偉そうに言っているのに迷惑をかけまくる行動ばかりのため、「主人公ひどいな…」と感じやすいです。

肉体的に役に立つことができないことで迷惑かけまくっているのに、少し動いたかと思えば家族の苦労を平気で蔑ろにしてしまう場面だったり、誰かに助けて貰っても感謝よりも上から目線で駄目だししたり馬鹿にしているような態度の場面も…。

読者視点からみると「ろくに歩けもしないほど病弱で精神的にも社会に全く馴染んでいない我儘な小娘が、転生後の世界に対しては無知で一人では生きていけないくせに、周囲にどれだけ迷惑をかけてるんだ?」と言った具合でもあるため、イライラする人もいるようです。

本好きの下剋上|イライラする・気持ち悪い理由

タイトルへの期待と裏切り

『本好きの下剋上』というタイトルは、その名の通り、本好き・読書が趣味という人たちにとっては目が行く題名です。

そういった本好き・読書好きの人が多く手にしがちなタイトル作品でありながら、ファンの一部をイライラさせたりガッカリさせたりする要因の一つとして「本好きの下剋上」が読者が思い描いたものとは全くちがう想定外のストーリーだったという点です。

  • 序盤の展開のまま、ゼロから本が一般流通するまでの印刷技術等の話
  • 本好きだからこその既存の名作・書籍タイトルなどにちなんだエピソードが盛り込まれている
  • 本好きならではのあるあるネタが詰め込まれている

などのイメージでしたが、終始一貫して「本が好きという欲求だけで突き動かされていく話」となっています。

序盤の本を構成するもの(紙、インク、印刷技術)が軸となってストーリー展開していきますが、徐々に印刷技術等の話から薄れていき、既に書庫や図書館等に収納されている本を読みたいという願望のために行動を起こしている状態に。

想定した「タイトルのイメージと物語がなんだか違う」という点から違和感があると同時に、主人公そのものにも疑念を感じ始めると、イライラしたり気持ち悪く感じる場合も…。

 

主人公のワガママと人情味がない様子が気持ち悪い

読書好き・本好きの主人公で、書籍ならジャンル問わず何でも本を愛している設定の割には、情がほぼないような行動を特に序盤は取り続けます。

よく「読書は情操教育にも良い」なんていわれたりしますが、主人公マインを見ていると、どうしても人の気持ちを推し量る場面が少ないです。

特に転生後の家族に対しての情がなさすぎる点にイライラと気持ち悪さを覚える人も。

これでは「知識だけはあっても相手の気持ちがわからない本好き」なだけです。

一部の読者から「マインは本当の意味で本が好きとは言えないのでは?」と言われてしまう所以ともいえます。

 

アンチに「地雷さん」と命名される主人公マイン

一部アンチからは主人公マイン(ローゼマイン)を「地雷さん」という隠語・命名をされています。マインという英語が「地雷」という意味に通じるからです。

物語という意味で、主人公マインが問題を起こさないと話が進まないのは仕方がないことです。しかしイライラする気持ち、気持ち悪いと感じてしまうアンチの感情を表しているあだ名となっています。

 

本好きの下剋上|マインの性格が変わる理由

『本好きの下剋上』シリーズは全ては「本」への欲求で動いていきます。そのため、マインの性格が変わるのは「本」に対する欲求の変化とともに起こっているといえます。

不安・病気のせいで本に執着していた序盤

本をこよなく愛する女子大生が転生したら、病弱な体の子供で、不衛生な生活環境、全く知らない世界、見知った人などいるわけもないので、せめてと心の拠り所にした本すらもない状態。

主人公マインにとって、本だけが自分の心を救う物だったのにそれすらない…でも「本」なら作れる可能性がある、と考え始めます。

要は本に執着するしか自我を保てなかったし、絶望した気持ちを救う=生きがいを作ることで、不安を乗り越えるしかなかったともいえます。

個人的に、マインにとって本とは一種の宗教のようなもの、と感じました。

 

見知らぬ他人から本当の家族と思えるようになったから

頭の中は本一色だったマインですが、ふと前世の母親に申し訳ないと思い始めてから、転生後の家族のことを思えるようになります。

このころになると、自分の本作りの目処が経ってきていて「この世界にも本は存在しているが、印刷技術等が発展していないために高級品」ということが分かってきます。

転生後の世界でも本がある、という情報は本好きマインの心の救いにもなります。

心が少しでも救われると余裕ができ、ようやく前世の家族や今の家族に目と心が行くように。

転生直後は元のマインの記憶があったとはいえ、それでもやっぱり「見知らぬ他人」。時間が経ち、元のマインの家族がどういう人達なのかを知り、心に少しのゆとりができたことで家族を思えるようになってきました。

その後、マインの本好きはそのままでありながらも、家族に執着しはじめる一面が見られるのは前世も含めて自分のことばかり&本のことばかり考えてきた反動でもあったのかなと考えられます。

 

本に対する欲求の変化

はじめは本どころか文字もないのでは?と怪しんだほど、識字率も低い世界(生活環境)でマインは絶望しましたが、マインの本好き欲求のおかげでどんどん世界が広がっていくことで、本に対する欲求が徐々に変化していきます。

  • 本がないなら作ればいい(本の材料を作る=原始的な欲求)
  • 本が存在していたので近づきたい(本に関わる=環境を求める)
  • 本に囲まれたい・扱いたい(本を読む時間を作る=他の用事を解決する能力)

本に対する欲求が変わるため「そのためにどうしたらいいのか?」の考え方や立場が変わってくるので、マインの性格も変わってきます。

はじめは本能的・原始的な欲求(材料がほしい!作りたい!)でしたが、本に関わるには自分の立場が必要でそのためにどうしたらいいのか…という考えが必要になり、本に関われるけれども読むための条件をどうクリアしていくのか…といった具合。

特に中盤~終盤は「立場」に見合った言動を学び身につけていかなければならなかったので、必然的に性格も徐々に変わってきています。

 

 

本好きの下剋上|マインの自己中でダメな部分が成長していく面白い作品

昨今の転生系のストーリーは「人格形成がしっかりした成人・大人が転生する」という流れが多いので、物語開始から主人公は人格者で他の登場人物たちがダメ性格で…が当たり前になりつつあります。

しかし『本好きの下剋上』においては、本にしか興味がないという偏った性格の持ち主が、周囲のしっかりした登場人物たちのおかげで人格形成されていき成長していくというストーリーになっています。

こうした転生系の王道主人公とのギャップがあるからこそ、主人公マインが嫌いという感情が生まれる一方で、作品の面白さ・魅力にもなっている部分でもあります。

 

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