竜とそばかすの姫クジラはしのぶ?正体を登場シーンや意味から考察

人気映画『竜とそばかすの姫』で主人公すずの幼なじみのしのぶくん。
イケメンなしのぶは、すずにとって大事な役割を果たしていますが『竜とそばかすの姫』の世界観の要であるASにおいて、しのぶのASは現れていません。
しかし、くじらこそがしのぶのASなのでは?という説があります。
この記事では『りゅうとそばかすの姫』のクジラの正体はしのぶくんなのか、くじらの意味や役割、存在、登場シーンから考察していきます。
目次(記事の内容)
竜とそばかすの姫・クジラについて
冒頭シーン:すずの夢の中
主人公のすずが仮想世界Uに登録する前に、夢の中にクジラが登場します。
ベルがクジラの上でダンスをしながら歌っているシーンで、その後、すずは夢から覚めて布団から飛び起きて学校へ向かいます。
最後のシーン:スピーカーで着飾ったクジラ
アンベイルされたすずの元に、クジラが登場します。
登場したクジラは背中にたくさんのスピーカーを背負うように着飾り、高らかに潮を吹き出して、すずが歌うためのステージのような役割を果たします。
クジラの上ですずは再びベルとなります。
冒頭シーンの夢の世界とリンクしていて伏線回収をしています。
おまけシーン:親友ヒロちゃんのノートなど
現実世界ですずの親友ひろちゃんのノートの中に、潮を拭くクジラが描かれています。
またUの中でミニクジラがダンサーとして登場していました。
竜とそばかすの姫・クジラの意味と役割
母親のような自費のエネルギーを発する生き物
クジラはスピリチュアルな意味として
- 深い慈愛のエネルギー(大きな体・長い寿命・海を広く回遊する生態)
- ワクワクと創造のエネルギー
- 道を照らすエネルギー
というものがあります。
縁起の良い・賢い生き物
夢の中でくじらを見た時に意味するものは
- 幸運の象徴
- 目の前の目標を達成する
- 夢を実現するためのインスピレーションを見つけるサイン
といわれています。
通常の生活に満足するのではなく、成長して次のレベルに進むことを奨励、たくさんの贈り物や才能を楽しんでいくように。
そんなメッセージ性があるのがクジラです。
仮想世界Uクジラの意味・役割を登場シーンから考察
クジラの登場シーンやクジラの持つ意味合いから、クジラは仮想世界Uの守り神といえます。
さらに主人公すずにとっては
「夢を叶える後押しをする守り主」
という存在です。
竜とそばかすの姫・クジラの正体はしのぶ説
仮想世界Uに登録している可能性は高い・未登録は考えにくい
仮想世界Uは世界中から約50億人が集う仮想世界です。
この数字は、私たちの世界でいうとYouTubeの全世界の利用者数約20億人(アクティブユーザー)を上回っています。
さらにASは一人1つのみ、YouTubeのように複数アカウントではない状態です。
数字の面を踏まえても、若年層であるしのぶが未登録であることは考えにくく、アクティブユーザーかどうかはさておき、登録している可能性は高いです。逆をいえば未登録・利用したことがないという状態は考えにくいです。
しのぶくんはイケメンかつ優秀なので現実世界を十分謳歌し、仮想世界に頼ったり縋る必要性がないので未登録で、物語の構造上、現実世界のみの役割だったかもしれません。
しかし、しのぶくんがすず=ベルと分かった点からすると、ASがない・未登録なのは不自然すぎる気がします。
すず=ベルと分かったのはASがあったから?
しのぶくんはイケメン&優秀だからこそ、仮想世界U・ASがなくとも、周囲の情報とすずの様子から、ベルの正体がすずと分かってもおかしくありません。
とはいえ、しのぶくんがのASが存在しているなら、歌声を聞いた時点でベルがすずだと即分かるのではないでしょうか?
しのぶが仮想世界Uにいるのであれば、自ずと「しのぶがすず=ベルと分かった根拠」は矛盾がありません。
クジラガベル(すず)を助けたのはしのぶだから?
現実世界でのしのぶは、すずの幼なじみという立場でありながら、家族・親・母親のような存在。
仮想世界Uのクジラも、まさにしのぶのような、すずを見守り助けるような存在です。
すず(ベル)が活躍できるステージを用意する存在
すず(ベル)の歌を世界中に拡散・共有する存在
すず(ベル)の歌の可能性を信じて助ける存在
仮想世界Uの世界でのことですが、現実世界のしのぶとも重なっています。
クジラの中にしのぶの名前が入っている?
『竜とそばかすの姫』のファンの中には私のように「クジラはしのぶくんなのでは?」「クジラがしのぶくんであったら嬉しい」的な考えをする人もいるかと思います。
ここからは超個人的な考察ですが、そもそも論として、なぜすずの幼なじみは「しのぶ」という名前の男の子なのでしょうか?
「しのぶ」という名前は男女ともに違和感がない名前ではありますが、なぜ中性的な名前だったのか?
「忍」という漢字が名前であることから、やはり、何かを何処かで「忍んで」いるのではないか?
さらに、クジラというカタカナの中には「シノブ」という文字の形も含まれています。
シ…「ジ」から濁点をとる
ノ…「ク」の最後の払い部分
ブ…「ジ」から取った濁点と「ラ」の下部分
こじつけといってしまえばそれまでですが、偶然にしては…という感じです。
こういったいくつもの条件・考察があるので、ファンの間では「クジラはしのぶくんのAS説」があるのだと思います。