薬屋のひとりごと漫画が2つあるのはなぜ?ガンガンとサンデーの違いはある?

『薬屋のひとりごと』は、略して「薬屋」とも呼ばれる人気作品で、漫画・アニメと展開されています。『薬屋のひとりごとは』現在、漫画は2つのバージョンが存在しています。
1つ目は、『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)に連載。
2つ目は、『月刊サンデーGX(ジェネックス)』(小学館)で連載されています。
なぜ2つのバージョンがあるのか、それぞれの違いについてまとめました。
目次(記事の内容)
薬屋のひとりごと漫画が2つあるのはなぜ?
『薬屋のひとりごと』の漫画が2つ存在することに関して、詳しい情報はありませんが、おそらくそれぞれの出版社との契約の関係や、読者層の違いなどが関係していると思われます。
読者層の違いを越えた人気作品のため
『薬屋のひとりごと』の原作は小説でヒーロー文庫から刊行されています。
マンガ化にあたり、作品の内容から幅広いファンを獲得するために、あえて読者層が若干異なる2つのまんが雑誌で、それぞれ違う漫画家による作品を展開したと考えられます。
メディアミックス展開の一つとして
「ガンガン」と「サンデー」は、それぞれ異なる出版社が発行している雑誌で、内容やターゲット層も異なります。
具体的には、「ガンガン」は青年誌で対象年齢は高校生以上の男性がターゲット。
ジャンルはラブコメが多く、ファンタジー・SF・4コマなどのジャンルの作品も多いです。
主に男性向けの雑誌です。
また業界内では電子版の配信を先駆けて行っていたりします。
一方、「サンデーGX」は、GENERATION-X(X世代)とGENE-X(遺伝子X)からとった造語のタイトルの雑誌。
少年漫画にとどまらず、中高校生・大学生・20~30代以上まで、幅広い年齢層をターゲットとしています。
そのため『薬屋のひとりごと」が両方の雑誌に掲載されていることからも、作者が幅広い層の読者に愛される作品を目指していることがうかがえます。
漫画『薬屋のひとりごと』ガンガンとサンデーの違いは?
漫画『薬屋のひとりごと』ガンガンの特徴
ガンガン版『薬屋のひとりごと』は、カワイイ・美麗・艶やかなカラー配色の絵柄になっています。
読者層が男性で高校生向きとなっているので、若い世代がぐっとくるような作風であるのが特徴です。
ラブコメ要素が色濃く出ているのもガンガンならではです。
漫画『薬屋のひとりごと』サンデーの特徴
サンデー版『薬屋のひとりごと』は、読者層の幅が広く、男性がターゲットでも若い世代から年齢層が上の世代までが影響していることもあり、リアルで大人びた印象の画風・作風になっています。
架空の古代中国・後宮の世界観に合った作風で、原作の雰囲気に近いのが特徴です。
『薬屋のひとりごと』ガンガンとサンデーの違い
極論を言ってしまうと
『絵柄の違い』
になります!
ガンガンの方が萌え系・デフォルメ系で描かれている
サンデーの方が大人びたタッチで描かれている
という違いになります。
漫画『薬屋のひとりごと』ガンガンとサンデーの共通点は?
漫画『薬屋のひとりごと』は、ガンガン・サンデーどちらも原作に忠実にストーリー展開しています。
- 原作小説に忠実なストーリー展開
- 時代背景・キャラ設定も原作にどおりの内容
どちらも原作ファンとしては好感が持てる作品になっています。
個人的には原作により近い、サンデー版薬屋のひとりごとが好みですが、美麗なイラスト・デフォルメで猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)の恋愛・胸キュンを存分に楽しむならガンガンがおすすめです!