【エヴァ】アスカはケンスケが好き？ケンケン呼びは恋人関係？

エヴァンゲリオンシリーズで非常に人気の高いヒロイン、アスカについて考察します。

彼女は強気で活発な性格でありながら、ツンデレの要素も持っています。また、彼女のキャラクターにぴったり合った声優の演技も相まって、多くのファンから支持を受けています。

この記事では、アスカがケンスケに好意を抱いているのか、また「ケンケン」と呼ぶのは恋人だからなのかについて詳しく検討します。

 

【エヴァ】アスカはケンスケが好き？

 

アスカはケンスケが好き？

総括的に考えると、アスカがケンスケに恋愛的な感情を抱いている可能性が高いと言えます。

その理由はいくつかあります。まず1つ目は、アスカがケンスケに対して自分の裸を見られても恥ずかしがらないことです。通常、同じ屋根の下で暮らす友人でさえ、裸を見られることには恥ずかしさを感じることが多いでしょう。しかし、アスカはケンスケに対してそのような照れくさい感情を抱かず、ケンスケも平然とタオルを差し出すなど、裸を見ることが普通であるという前提から来るものではないかと考えられます。

2つ目の理由は、第三村でのエピソードで、ケンスケがアスカをビデオカメラで撮影する際にアスカが照れていたことです。アスカは基本的に勝気な性格で知られており、普段は恥ずかしがることは少ないと言えます。しかし、ケンスケが特別な感情を抱く相手であるため、その撮影に対して照れくさいと感じた可能性が高いでしょう。

最後に、シンジがアスカにケンスケによろしくと伝えるシーンが挙げられます。このやり取りから、シンジ自身もアスカがケンスケに恋愛対象としての好意を抱いていることに気付いていることが窺えます。

ただし、アスカがなぜケンスケを好きになったのか、その具体的な理由については明確には描かれていないことに留意する必要があります。新劇場版では物語が14年後の未来から始まるため、アスカがケンスケに対する好意を抱く過程については詳細が描かれていないのです。

 

シン・エヴァ劇場版でアスカとケンスケは同棲

シン・エヴァゲリオンでは、アスカとケンスケが同棲していることが示唆されています。

劇中の描写から、彼らが長期間にわたり同居していることがうかがえます。特に、ケンスケの家でのアスカの振る舞いを観察すると、この事実が明らかになります。

アスカはケンスケの家の中で、自分の定位置のような場所を持っており、それを何年もの間、普通のことのように使っている様子が描かれています。このような行動から、彼らの関係が同棲であることが窺えます。

また、レイがシンジを探してケンスケの家を訪れた際、アスカに「この村にいて仕事をしないの？」と尋ねると、アスカは「馬鹿ぁ？ここは私が守るべき場所よ」と答えました。

この発言から、アスカがエヴァパイロットとしての役割に価値を見出していることは確かですが、同時にケンスケに対する特別な感情があることが示唆されています。彼女が「守るべき場所」と表現することで、ケンスケが彼女にとって特別で大切な存在であることが示唆されているのです。

 

 

なぜアスカとケンスケは一緒に暮らすことになった？

アスカとケンスケがなぜ一緒に生活することになったのか、具体的な動機は不明確です。

本編では、彼ら自身が一緒に住むことに至った背後にある理由が、彼らの口から直接語られていません。新劇場版は物語が14年後の未来から始まるため、14年間で彼らが共同生活に至る過程は描かれていないのです。

ただし、おそらく描かれなかった14年間で、ケンスケとアスカの距離が縮まり、アスカにとってケンスケが特別な存在であり、恋愛関係にある可能性が高いため、同棲することになったのではないかと考えられます。

サード・インパクトの発生により、世界情勢が大きく変化し、生きていくのが困難な状況になったため、彼らは生活基盤を再構築しなければなりませんでした。さらに、アスカとマリの2人のエヴァパイロットは人々を守るためにネルフと交戦しなければならなかったため、精神的に疲弊することが予想されます。

そうした状況の中で、精神的な支えとなったのが、第三村で人々の生活に貢献するケンスケ（成熟した性格の持ち主）だった可能性が高いでしょう。アスカもシンジに対して「私が先に大人になっちゃった」と述べており、14年間で精神的に成長したことが示唆されています。したがって、アスカが精神的に成熟する過程で、ケンスケの人柄に惹かれ、一緒に生活することが自然な流れだったと考えられます。

 

 

アスカとケンスケは恋人関係だから「ケンケン」呼び？

ケンケン呼びは恋人関係だから？

シン・エヴァにおいて、アスカはケンスケを「ケンケン」という愛称で呼んでいました。これまでのストーリーで、アスカがケンスケに対してこのような呼び方をしたことはなかったため、多くの視聴者が驚いたことでしょう。

アスカがケンスケを「ケンケン」と呼んでいた背後には、おそらく恋愛関係にあった可能性が高いと考えられます。もちろん、親しい友人や仲間として呼び合う際にあだ名や愛称を使うことは一般的ですが、アスカは物語の中で他の親しい人々に対してもこのような愛称を使用していないようです。

また、物語の後半でアスカは過去にシンジに好意を抱いていたことを告白していますが、この時点でも彼女はシンジを「バカシンジ」と呼んでいました。したがって、アスカが相手の名前を崩して呼ぶのは、相手に特別な感情を抱いている証拠であると言えるでしょう。普段は相手の名前を崩して呼ばないため、アスカにとってケンスケは単なる親しい関係以上の存在であることを示唆していると考えられます。

 

アスカのケンケン呼びでショックを受けるファン

エヴァンゲリオンシリーズを通じて、アスカがシンジのことを好きだということは明らかです。同様に、シンジもアスカに好意を寄せていることが明確でした。さらに、エヴァンゲリオンのメディアミックス作品（ゲームやラジオCDなど）では、シンジとアスカの親密な関係が描かれています。

つまり、シリーズが始まってから25年が経ち、公式の立場からアスカとシンジの関係が意図されていたことが明らかです。しかし、25年以上にわたってファンたちが待ち望んでいた公式の回答は、アスカがシンジを選ばなかったというものでした。

このアンサーは、長年アスカのファンであった人々にとっては衝撃的なものであったかもしれません。ネット上でも受け入れられないという声が多く上がり、多くのファンが感情的に反応しました。

しかし、エヴァンゲリオンをリアルタイムで視聴していない私は、思春期を超えてから作品を鑑賞したため、キャラクターに対する感情と一歩引いた視点を持つことができました。このような区別ができたことで、思春期にリアルタイムでエヴァンゲリオンを観たファンたちが受けたショックに比べ、私は耐えやすかったと感じています。

 

恋人よりも家族みたいな関係？

一方で、アスカとケンスケの関係は家族的な繋がりとも捉えることができる可能性があります。

まず、シン・エヴァのアスカは「式波・アスカ・ラングレー」という名前で、これまでのTV版や旧劇場版で見てきた「惣流・アスカ・ラングレー」とは異なるキャラクターです。そのため、出生や生い立ちから人生の経緯まで、背景に大きな違いがあります。

式波・アスカは、レイ同様にクローンであるという設定があり、幼少期から親の愛情を受けることなく一人で生活してきたようです。彼女は一人でゲームをし、他人との接触を避けて壁を築く一方で、温かい人間関係や親の愛情を求めている様子が描写されています。

シン・エヴァの終盤で、アスカを救済しようとする場面で、彼女は自分が寂しかった幼少期に、ゲンドウとユイに抱かれているシンジの姿を目撃します。この瞬間、アスカの寂しさが一層深まり、自分も誰かに認められ、受け入れてほしいという気持ちが強くなります。

その後、アスカの前に現れた着ぐるみの人形が頭を外すと、中からケンスケが現れ、「アスカはアスカだ」と言って、彼女をそのままの姿で受け入れます。このシーンは、アスカにとって埋められなかった親や他人からの愛情、人間としての温かさを提供し、彼女を受け入れてくれたのがケンスケであったことを示唆しています。

このシーンから、恋愛的な要素はあまり感じられず、むしろ家族的な繋がりや、人としての心の拠り所が強調されていると解釈できます。

 

まとめ

• アスカはケンスケに恋愛感情を抱いており、それがケンケン呼びの理由と考えられる。
• 物語が14年後に飛び、同棲に至った理由は不明だが、アスカが精神的に成長し、ケンスケに惹かれた可能性が高い。
• アスカの救済時の回想から、ケンスケが人としての愛情を提供し、家族的な繋がりも考えられる。