きんぎょ注意報|ポテチの略語・語源は?呼び方を流行させたマンガ?

少女漫画雑誌『なかよし』で連載されていた『きんぎょ注意報!』。主人公のわぴことピンクの金魚ぎょぴちゃんたちの大好物はポテトチップスですが、「ポテチ」と略して呼んでいたのはきんぎょ注意報からなのでは?という話があります。
実際にどうなのか?をできる限り調べてみました。
目次(記事の内容)
ポテトチップスを「ぽてち」省略して呼びしたのはきんぎょ注意報から?
ポテトチップスの略語が「ポテチ」で浸透している一方で、違和感があると思っている人も…。ぽてち呼びは一体どこからなのか?についてまとめてみました。
連載当初からポテトチップスのふくろに「ぽてち」
原作漫画『きんぎょ注意報!』でポテトチップスが一番最初に描かれたのは、1話(連載3回目)で新田舎ノ中学校の入学式が終わり、生徒会室兼理事長室でわぴこや牛たちがお菓子を食べるシーン。
この時に描かれていたお菓子袋に「ぽてち」の文字が確認できました!
「ぽてち」を一番最初に言ったのはわぴこ?
実はマンガでは1巻から事あるごとに出てくるお菓子の袋にさりげなく「ぽてち」とは書いてあり、ぎょぴちゃんが行方不明になるエピソードでも大きく「ぽてち」の文字が書かれた袋が描かれていました。
しかしながら、主人公わぴこ自身が「ぽてち」発言をするのは2巻5話(新装版)が初めてでした!
アニメ版では結構多く「ぽてち」という言葉を発していたので、「きんぎょ注意報がポテチ略語の発祥!」と思っている人は、アニメのわぴこの発言でポテトチップスの省略に対して「おや!?」と驚き気づいたようです。
ポテチの言い方発祥は北海道?
『きんぎょ注意報!』のわぴこより以前に、「ぽてち」の言葉が存在していたのかどうか?ですが、インターネット上でポテチ発祥の話題をしているサイトを閲覧していると
- 1980年ごろに「ポテチ」という言葉を聞いたことがある
- 1980年あたりには関東地方の若い世代の人が以前から使っていた言葉なのでは
- 1970年代に北海道で「ポテチ」と言っていた
という声がありました。
どうやら地方で「ポテチ」という言い方は、1970年~1980年ごろには関東やじゃがいもの産地・北海道などでは受け入れられていた、と考えられます。
まとめ:ポテチ呼びを知ったのがきんぎょ注意報の人が多い!
「ぽてち」という言葉が聞き慣れず、さらに音が韻を踏んでいない略称だったこともあり、違和感があったからこそ「きんぎょ注意報で初めて『ぽてち』呼びを知った!」となった人が多いようです。
ぽてち略称の発祥が謎な分、きんぎょ注意報のわぴこの「ぽてち」発言が注目、この時に初めてそんな言い方聞いた!という子どもたち・若者が多かったと推測できます。