きんぎょ注意報|焼きそばパンを流行させたアニメ?ご当地グルメについても
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なかよし連載漫画『きんぎょ注意報!』のアニメで登場した「焼きそばパン」。新田舎ノ中学校での焼きそばパンはとても価値のあるステータスある食べ物として登場しています。
そのため当時は焼きそばパンを流行させたアニメという認識の人も多いのではないでしょうか?
改めて『きんぎょ注意報!』の焼きそばパンについてまとめました。
きんぎょ注意報|焼きそばパンとは?
原作漫画での焼きそばパン
原作漫画の『きんぎょ注意報!』では焼きそばパンは多数登場していません。
不良牛たちにとって焼きそばパンは慰謝料になりうるアイテムとして出てくる程度です。
アニメ版での焼きそばパン
実は『きんぎょ注意報!』=焼きそばパンのイメージ付けとなったのは、アニメでのオリジナルストーリーによるものです!
原作漫画にはない話のなかで「焼きそばパン」をメインにした回(第6話「焼きそばパンを守れ」)があり、当時焼きそばパンを知らなかった人たちにとっては「炭水化物(パン)と炭水化物(焼きそば)の組み合わせ!?」と驚いた人が多かったようです。
アニメ版きんぎょ注意報では、取引の際のお金代わりにも使われている焼きそばパン。100個単位で取引されることも。
原作漫画同様に不良牛は脅迫として焼きそばパンを使っています。さらに学校内で「焼きそばパン禁止令」が発令した際には闇商売で焼きそばパンが出回るといった騒動になるほどでした。
きんぎょ注意報|焼きそばパンを流行させたアニメ漫画?
焼きそばパン流行はあった?
『きんぎょ注意報!』のアニメが放送された1991年~1992年ごろには既に焼きそばパンは存在していたようです。
焼きそばパンの元祖は「野澤屋」という東京にあったお店といわれており、1952年(昭和27年)、焼きそばとコッペパンを同時に販売していたところ、客から「面倒だからパンにはさんで」というリクエストをもとに作ってみたところ爆発的にヒットし、都内に広まったといわれています。
そこから学生の食べ物として、全国にも拡散されていき、パン屋や学校の購買などにじわじわと浸透していったようです。
あまりに庶民的な食べ物だったため、テレビで強調して紹介されることがなかったものの、『きんぎょ注意報!』で庶民を代表するような食べ物として登場したところ「なにそれ?」となった若い人も多いようで、きんぎょ注意報=焼きそばパンのイメージに定着したようです。
静岡のご当地グルメにも貢献?
1999年には静岡県富士宮市のご当地グルメとして「富士宮焼きそば」が登場します。地元で昔から親しまれてきた焼きそばに着目したことがきっかけでした。
『きんぎょ注意報!』の作者・猫部ねこ氏は静岡県出身で、作品内でも静岡をリスペクトするフレーズやアイテムがちらほら盛り込まれています。
猫部ねこ氏を中心としてアニメで焼きそばパンを入れ込んだのはもしかすると静岡で愛されている食べ物だったからなのかもしれません。
きんぎょ注意報|原作漫画は焼きそばパンより貧民パン推し?
『きんぎょ注意報!』の原作漫画では焼きそばパンよりインパクトを残していたのが「貧民パン」です。
貧民パンとは?
『きんぎょ注意報!』でP連加入をかけて都会ノ学園との対決で演劇を披露することになった新田舎ノ中学校。
新田舎ノ中学校の演劇の中で出てきたのが「誘拐の身代金代わりとして貧民パン50個の要求」でした。
貧民パンの説明も作中内でされていて、コッペパンにクリームを挟んだもので当時は50円程度で買えるパンだったようです。
焼きそばパンの方が価値は上!
しかしながら前述のとおり、不良牛が生徒を脅して購買のパンをたかる際、焼きそばパンを要求していることを踏まえると、貧民パンより焼きそばパンの方が価値があるといえます。