【エヴァ】加持リョウジ正体は何者？目的はスパイ諜報員の任務なのか解説

新世紀エヴァンゲリオンのキャラクターである加持リョウジの素性について、一体彼は誰なのかに焦点を当て、彼がスパイ諜報員として果たしている役割と目的にについて解説します。

 

特務機関・ネルフにはさまざまな部署が存在し、その中でも諜報員（スパイ）は非常に特殊な役職と言えます。

その中で暗躍しているのが加持リョウジです。

加持リョウジが正体が一体何者なのかに焦点を当て、彼がどのようにスパイ諜報員として活動しているのかについて詳しく掘り下げます。

加持リョウジとは？プロフィール・性格について

加持リョウジは1985年6月17日に生まれ、現在30歳で、血液型はA型です。

身長は特定されていませんが、163cmのミサトとの身長差から判断すると、おそらく180cm以上と考えられます。

基本的な性格は、明るく陽気な魅力的な男性です。

その気さくさとフランクさから、大学時代の学友であるミサトやリツコを含むネルフのスタッフやエヴァパイロットから厚い信頼と愛されています。

一方で、彼の色男らしい一面から、女性に対して積極的なスキンシップを取ったり、かつてミサトとの恋愛関係があったにもかかわらず再びアプローチしたりと、女性に対して軽い一面も見受けられます。

また、彼は穏やかで余裕のある性格でもあります。

彼の趣味はスイカ栽培で、この趣味からも彼ののんびりとした性格が伺えます。

最も顕著な特徴は、他のキャラクターよりも大人として思慮深く、深い考えを持っていることです。

TVアニメや劇場版を通じて、彼はシンジと深い対話を何度もし、シンジからは大人としての信頼と尊敬を受けています。

彼はイケメンで高身長であり、色男でありながらも嫌味がなく、まさに理想的なキャラクターで、男性でも憧れの対象となります。

 

加持リョウジ正体は何者？

加持リョウジは一体何者なのでしょうか？彼は陽気でコミュニケーションが上手で、旧友や歳下の子供からの信頼も厚いキャラクターです。このキャラクター性から見て、加持はエヴァンゲリオンのキャラクターの中では珍しく割と常識人の範疇にいると言えるでしょう。もちろん、女性関係に関してはちょっと度が過ぎている部分もありますが、笑

しかし、ここまで書いた情報だけでは、「エヴァ」に登場する大人たちは皆クセが強いので、そんな常識人が登場するなんて怪しい！と思った方もいるかもしれません。

みんなに顔の良い加持にも、実は裏の顔があります。それは端的に言うと、ネルフの特殊監査部に所属し、諜報員としてスパイ活動していることです。スパイとして何を目的とし、どういった動機で活動しているのかなどは後述するので、そちらをご覧ください。

正体： ネルフの諜報員

加持の正体は、ネルフの特殊監査部の諜報員です。

ネルフで特別監査官としてゲンドウのもとで、さまざまな情報や機関の内情を収集しています。彼のコミュニケーション能力の高さや頭の回転の速さ、思慮深さからか、諜報員としての能力も高いです。

作中ではゲンドウにアダム(新劇場版ではロンギヌスの槍)を渡したり停電の細工などをしていました。

 

真の正体は三重スパイ

そんな加持はただネルフ所属のスパイだけでなく、もう2つスパイを掛け持ちしており、三重スパイをしています。

まず1つ目が日本政府内務省のスパイとしてネルフの実態を探ること。

そして2つ目がゼーレの命令でゲンドウやネルフが、ゼーレの目論む人類補完計画の遂行から逸脱した行動を取らないように監視することです。

1つの潜伏先でスパイ活動を行うだけでも非常に大変なのに、それを3つも掛け持ちするなんて、相当の覚悟と意思があることが伺えますね。

なぜ彼がこのように3つものスパイを掛け持ちしているのかには、後述の理由と目的があります。

 

加持リョウジの目的は？スパイ諜報員の任務をしている理由

加持リョウジの目的は主に2つあります。

1つ目は諜報員としての職務を全うすることです。彼はネルフの特殊捜査官としてゲンドウの指示に従いスパイ活動を行ったり、日本政府の命令のもとでネルフの実態を探ったり、ゼーレの人類補完計画のためにゲンドウを監視しています。

2つ目が加持が個人的に持っている目的・動機です。諜報員として活動する本命の目的は、セカンドインパクトや人類補完計画などこの世の真実を知ることです。そのためにゼーレ、ネルフ、日本政府といったこの世界を動かしている最高機関に接触しているのです。彼は諜報員として真相究明に強い探究心を見せていますが、なぜ彼はこのような対応を抱えているのでしょうか？

 

すべての真相を知ること

加持の個人としての目的は、セカンドインパクトや人類補完計画などこの世の真実を知ることです。

ゼーレ、ネルフ、日本政府に接触してスパイ活動を行っているのは、そのための手段です。

物語が進むにつれて、彼はこの世界の真実をつかみ始めました。それはセカンドインパクトやゼーレの人類補完計画など、世の中に出ると不都合な過去の出来事(真実)や今後の世界を左右する目論見に関するものです。

しかし、真実に近づけば近づくほど、ゼリアネルフにとっては不都合な存在となります。

加持リョウジがこのように真相にたどり着きたかった動機は、過去にセカンドインパクトで親をなくし孤児になった経緯にあります。

 

セカンドインパクトで孤児になった過去

加持リョウジはテレビアニメや映画では個人の過去やエピソードが本人から語られたり、描かれたりしていません。しかし、漫画版のエヴァでは加持の過去が描かれているため、彼がなぜ三重スパイと言う危険を冒してまでセカンドインパクトの真相を知りたいのかが理解できます。

彼はセカンドインパクトで両親をなくし、孤児として生活していました。しかし、生活の先行きが見えない中で孤児院を脱走し、仲間と共にその日暮らしをしていました。その中で軍の駐屯所で食料を見つけ、毎日の食料確保のために食糧庫に忍び込む日々を送っていました。しかし、加持が当番の日に兵隊にばれ、拷問されて仲間の居場所を告白しました。帰還した彼を待ち受けていたのは、仲間が惨殺されていた光景でした。

その経験から彼は自分の行動が原因で大切な仲間を失ってしまったことを悔い、セカンドインパクトの元凶についての真相究明に強い思いを抱くようになったのです。

 

まとめ

・加持リョウジはネルフの諜報員だが、真の正体は、ゼーレ、日本政府と三重スパイをしている人物

・加持リョウジの諜報員としての真の目的は、セカンドインパクトや人類補完計画などの世界の真実を解明すること

・セカンドインパクトによって孤児になり、加持の人生を一変させたため、その元凶に関する真相の究明に強い渇望を抱いている